ごろん、と体制を変えて大の字になる。
体は痛いし頭もガンガンするけど風が心地いい。
「俺ね、白虎に女がいること正直嫌でした」
全てが終わって気が抜けたのか、思わず口走る。
でもなんだか後悔してない。
今なら龍がゆいさんを憧れるって意味が分かるから。
「男だけの族やのになんで女がいるんやろって思ってた」
「…まぁいい思いせん奴もおるわな」
「でも」
「?」
「もう、思わんす」
他の隊員達が認めるの、納得。
只の女と思ってたけど
「ゆいさんには勝てねー」
俺は龍みたいに好き、という感情はない。
ただ、格好いいと思った。
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