公園に静寂が戻る。
虫が小さく鳴るのが聞こえる。
そんな俺を気にしないようにゆいさんは携帯を取り出して。
カチカチとボタンで操作し通話を始めた。
「あ、英寿くん?男達捕まえた」
「えーとここは…○○公園」
「ーんとね、なんか1発ずつパンチしたら勝手に倒れはってん」
「…はーい、待ってます」
あぁ、そういえば英寿さん達の前に差しださなあかんかったっけ。
男達の行く末を考えると御愁傷様。
「…ゆいさん」
「なに」
「1発ずつパンチって」
「…………」
「嘘つきすぎでしょ」
「……何も言うな」
言うつもりはありません。
ありませんけど。
「絶対バレますよ」
「だから英寿くんに電話したんやんか」
「?」
よく分からんけど。
まぁいいや。
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