「まぁ皆知ってると思うけど、何人か他の族にやられてるわけよ」
ある日、突然全員呼び出されて。
皆神妙な顔。
もちろん俺も。
「ほんでやった族と顔も割れてる、これはもう穏便に出来ひんわな?」
「「「うっす!!」」」
「見つけたらやってまえ、ほんで俺らの前に連れてこい」
あー遂にこういう時来たんか。
よく考えたら白虎連合ってわりかし新しい族やのに急成長してる。
他の族は面白くないわけね。
まぁ負けてられへんけど。
「俺と英寿、ゆい以外はとりあえず何人か固まって動いてくれ」
「白虎に入ったからには名を汚すなよ」
と、いうことは当分は暴走に集中せんってことなんかな。
言われた通り、俺は何人かと組む。
もちろん龍も一緒、
「蓮、龍」
「え、英寿さん」
「…なんすか」
バイクに乗ろうとした時。
英寿さんに引き留められて。
なんやろ?
珍しい。
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