あれから一週間が経ち
文化祭準備もかなり進んでいた頃。


あれがどこを当番をするかを決めていた。


皆お化け役をやりたいみたいで、なかなか決まらない。




『教室の大きさ、お化け屋敷のルールとの長さを考えると10人いれば平気です!』


委員長である、ゆめのが頑張ってまとめようとしていた。



『けどよー、俺だってお化け役で脅かしてぇよ!』

『私だって!この髪の長さはお化けに向いているは!』


クラス中はガヤガヤしていた。


ゆめのは、いろんな人の意見をまとめようとするが頭が回らずできないでいた。



(私なんて要領悪いの…)


そこから、5分10分と続き
ゆめのは涙が出そうになってきた。






『なら、みんなお化け役をやればいい』
そう言ったのは櫻井先生だった。


『先生それって…』

『みんな、お化けの格好する、お化け役の人は店に入る。そうじゃない人は校内を歩いて宣伝するか休憩してるかだ、それでどうだ?』



『それいいじゃん!』
『みんなできるならいいね!』

賛成の意見が飛んできた。


『えっと、じゃぁ、1斑〜3班まで班分けをします!1班から休憩で2班はお店、3班は宣伝でお願いします!』


クラスのみんなは好きな班に移動した。



『あー、悪いが文化祭の始まったら木下俺のところこいよ』
先生がクラス全体に聞こえるように言った。


『せ、先生?!』