『えっ?好きな人?いないよ!!』

ゆりの質問に慌てて答えるゆめの。


ゆりは女の勘でゆめのに好きな人がいると感心した。

『相手は誰なの?』

『だから、いないってばー』

『まぁ、言いたくなければいいや』
ゆりは少し悲しげな顔をした。




ゆりは昔から無理に聞き出そうとしない。ごめんねゆり…今は話せないんだ。
もう少し時間をちょうだい。







ホームルームの時間

『もう夏休みも近い、文化祭の準備も早く終わらせよう頑張れよ』

クラスA『先生ー段ボール足りないっす』

『お化け屋敷だから、沢山段ボール使うか…各自家に余っている段ボールを明日持ってきてくれ』


ゆめのは段ボールあるか考えていたら

先生と目があった…
少し見つめて逸らそうとしたら

先生が優しい笑顔で私だけに
微笑んでくれた。






ドキドキする…




先生の笑顔が好き。