先生なのにどうして、あんなに子供みたいなんだろう…
ずっと笑ってるし。

そう考えながら、ハーフアップにまとめた髪をなびかせながら、廊下を走っていた。





『ゆめー!ここにいた!』

話しかけてきたのはゆりだった。

『ごめん、先生に捕まっちゃって』

『先生って?』

『担任の櫻井先生。』

『早速パシリデビュー?笑』

『デビューとか言わないでよ!』

『ごめんって笑』


2人はふざけ合いながら文化祭準備
再開した。




ーー夕方


『あー、疲れたーポテト食べに行かない?』
お腹を抱えてゆりはゆめのに問いかけた


『ごめん!本屋さんに行かないと行けないからさ汗』

『また、べんきょー?』

『うーん、趣味の方かな?』

『なら、明日絶対に行こうね?!』

『わかったよ』


2人で手を振り、ゆめのは本屋へ向かった。