翼をください






「うまっ!」




それから翼はいつもの翼に戻っていた。




さっきがいつもの翼じゃなかったっていうわけではないけど…




なんていうか…




心に抱えてる重みが違うような?




それにしても…




「これすごくおいしい!!」




いつも作るサンドイッチと変わらないはずなのに、いつもより、おいしく感じた。




「幸せーっ」




そんな私を見て、




「柚って食べてる時幸せ本当に幸せそうだからさ、何だか伝染する。」




と、笑った。




そんなこと初めて言われたから、少しドキッとした。