翼をください





え?っと思って瞳を開くと……





「翼!?」




苦しそうにしゃがみこむ翼の姿が目に入った。




「翼!翼、どうしたの!?」




苦しそうに呼吸をしていて、いきなりのことに、私はどうしたらいいのか分からなくなった。




「……翼!翼!」




ただ、名前を呼ぶことしか出来ない。




どうしよう……




見ていられないほど、すごく苦しそうで……




「救急車……」




私は慌てて電話をした。




けど、救急車が来るまでには、時間がかかる。




「翼……」




どうしたらいいのか分からない。




ただ、怖くて、不安で仕方がなかった。