翼をください





「柚」




私の名前を呼ぶ翼。




自分の名前が、特別な響きに聞こえる。




今日だけって忘れてしまいそうになる。




「柚、ここ、ついてる」




口元についたアイスをペロっと舐めとる。




ドキッとする。




一緒にいる時間が長くなっていく度に、好きが増して、今日だけ、を忘れていく。




今日、どこに行くか迷った私は遊園地に来た。




夜は観覧車が綺麗に彩り、少し歩けば星が綺麗で有名なところに。




どうしても、翼と星を見たかったんだ。