「え、えっと……」
つい視線を反らしそうになる。
けど、ちゃんと瞳をまっすぐ見て言わなきゃ……
「私……まだ翼が好きやっぱり納得できない。だから……」
私はしっかり瞳を見て、言った。
「私にチャンスをちょうだい」
顔を歪める翼。
「最後に……私ともう1回デートして?その時だけ私のことを考えて……それでも……それでも無理なら諦めるから」
「……それだけ?」
翼はそう言うと、歩き出した。
「来週の日曜日!13時に駅前で待ってる!翼が来るまで、ずっと待ってるから!!」
去っていく翼の背中に叫んだ。
お願い……
わがままかもしれない。
けど……
お願いだから、どうか……


