翼をください





その日から1週間、私は眠れなかった。




あの時、2人が何を話したのかはわからないけど、当たり前だった日常に変化が起きた。




3人で食べるようになったお昼ご飯。




3人で歩く帰り道。




翼のいない風景が、すごく寂しかった。






「柚ー!学校行くよー!」




いつも寝坊していた唯が、私を起こしにくるようになった。




眠れないのに、ベッドの中にいる私。




「柚ー!今日も1日元気に頑張ろー!」




テンションをあげるように言う唯。




前に進まなきゃいけない。




けど……




納得できないのは私のワガママなのかな。