翼をください





それから家に電話をすると、不思議なくらい2つ返事で許可がおりた。




「柚、おいで」




来たときより甘い声で翼に呼ばれて、足は勝手に翼の方に向かう。




何もしないって言ったのに。




そのままベッドの中で向かい合って、また、抱き締められた。




「柚……こっち向いて」




翼に言われて顔をあげると、唇が重なった。




それから何度も何度も重なって……




「柚……好きだ」




キスの合間に囁かれる愛の言葉に、胸がいっぱいになった。




「私も……私も翼が好き」




好き過ぎるから、ふと不安になるんだ。




そう勝手に解釈して、私は溢れるほどの愛を感じていた。