ねえ、今思えば、あの日あなたと逢った瞬間から私は恋に落ちていたんだと思うんだ。そう、あなたが宗教主任室に入ってきたあの時から。でも、あの日の私は想像もしてなかったよ。こんなふうになるなんてね。あの日から今日まで、たくさん考えて、たくさん笑って、たくさん泣いたよ。そして私は決めたんだ。いつも一番にあなたの幸せを願うことを。だからね。私はしばらく、あなたの側から離れないといけないんだ。

こんな風にしかあなたを幸せにできない私を、どうか、許してください。