「私…、自分の記憶が全くないんですけど……。」


恐る恐るそう言った。






「っ…!!そうだったのか…。だから、いつもみたいに無茶したりしないで、病室にじっとしてたのか…。」


主治医は少し驚いてやがて、納得した。



私と主治医は知り合いのようだった…。