土居先生への気持ちが膨らむ中、2年生は修学旅行、1年と3年は中間テストを迎えた。
「テストやだよ……。欠点祭になるよ。」
うなだれる茉莉奈。
まぁまぁ、頑張ろうねと応援しながら苦笑いする友達に励まされてた。すると
「お前ら席につけ!」
とある人の声が教室に響いた。
えっ……!?まさか…。
そこにテストを抱え現れたのはなんと田中先生だった。
理系の先生だから、文系テスト監督は来ないと思っていたのに。
な、な、なんで、田中先生がテスト監督なの〜〜!
嬉しすぎて、顔がどんどん赤くなっていった。
……やばいやばいよ、まじで嬉しすぎるんですけど……
しかし、その時間の教科は全く分からなすぎて泣きそうになった。
でも、先生がいる限り頑張れる気がしたから、時間ギリギリまで粘りなんとか出来た。
だけど、先生と居られる時間も終わってしまった。
……あぁ、早かったなぁ……
そうして、3日間のテスト期間が終わった。
そういえば、土居先生テスト監督来なかったなぁ。会いたかったなぁ
そして次に待ち構えているのは待ちに待った遠足だった。