國比呂少年怪異譚

そして。

「終わった。終わった…おわ…ったぁ…うぅえぇえええ」

國比呂はまた号泣した。

泣き崩れていた。

佳奈美によしよしされながら、20分くらい大泣きしていた。

俺と祥子と佳奈美も号泣で、4人でわんわん泣いていた。

その間も、國比呂は小箱から決して手を離さなかったような気がする。

…号泣してたんで、あまり覚えてないが。

少し落ち着いてから、國比呂は手と箱を一緒に縛れる位のタオルか何かないか?と訊いてきたので、薄手のバスタオルで國比呂の手と木箱を縛り付けた。

「さて、どこにご飯に行きますか?」

「「「は?」」」

ギョッとする一同。

「冗談ですよ。今日は流石に無理だから、昭雄さん送って下さい」

こいつどういう神経してるんだろ…。

中学生の癖に、ほんと強い奴だなぁ。

俺らの中で一番タフだよ…。