この話は、霊感の強い友達の話。

その友達は中学生なのに、30手前の俺とも結構頻繁に遊んだりする間柄。

そいつん家は俺らの住んでるところでも結構大きめの神社の神主さんの仕事を代々やってて、普段は普通の仕事してるんだけど、正月とか神事がある時とか、結婚式とかあると、あの神主スタイルで拝むっていうのかな?

そういった副業(本業かも)をやってるような家。

普段は神社の近くにある住居に住んでいる。

で、その日も飯食いに行こうかって事で、とりあえず俺の家に集合する事になった。

先にそいつと、女の子の友達が到着して、ゲームしながらもう1人の女の子を待ってた。

その神社の子を國比呂、遅れてくる子を祥子(しょうこ)、俺の事を昭雄(あきお)とする。

もう1人の女の子は佳奈美で。

元々國比呂は、佳奈美を泉の広場の所で『人間じゃないもの』から救った縁で知り合ったのだそうだ。