じれったい

鈴木くんは親戚から送られてきたと言って、果物や野菜などの食べ物をくれた。

彼のおかげで、私は食べ物に困ることはなかった。

「鈴木のヤツ、莉亜ちゃんに気があるんだと思う。

だから、いろいろと食べ物をくれるんだよ。

食べ切れないなら無理する必要なんてないのにね」

そう言った友達に、
「どうなんだろ…」

私は曖昧に笑った。

本当のことを言うと、私の気持ちは鈴木くんに傾いていた。

いつも私に優しくしてくれるって言うことは、私に気があるとそう解釈してもいいのかな?

私は、鈴木くんのことを好きになっていた。

「はい、今日はみかんが送られてきたんだ。

全部食べるのが無理そうだったら、ゼリーやジュースにしても構わないから」

寒い季節に入った時、鈴木くんは紙袋いっぱいに入っているみかんをくれた。

「いつもありがとう…」

私はそれを受け取った。