じれったい

亡くなったその翌日に行われた通夜は、特に滞りなく終了した。

その直後に母の親戚は、母の遺影の前で揉めた。

原因は、誰が1人になってしまった私を預けるかと言うことだった。

「誰が預けるんだよ!

莉亜ちゃんはまだ中学2年生だろ?」

そう叫んで話を切り出したのは、母の弟――私にとっては叔父に当たる人である――だった。

父の親戚は、誰もこなかった。

特に目立った交流はなかったんだろうな。

そう思いながら、私は彼らの争いに耳を傾けた。

「どうするんだよ…」

彼らは頭を抱えた。

「私のところは無理よ!

主人の給料がまた下がって、自分たちだけでも食べて行くのに精いっぱいなんだから!」

そう叫んだのは、母の弟の妻だった。