じれったい

「――えっ…!?」

私は自分の頬に手を当てた。

さすが、占いを生業にしているだけのことはあると思った。

私が隠していたことを顔を見ただけで当ててしまった。

「物心ついた時には父親はいなくて、兄弟姉妹もいなくて母親と2人で暮らしていた。

その母親はとても厳しい性格だったため、あなたは友達がいない不遇な少女時代を過ごしていたと見ました」

スラスラと言い当てた易者に、
「はい、おっしゃる通りです…」

私は降参することしかできなかった。

「あなたが今まで男運に恵まれなかったのは、母親の存在が原因なのだと私は感じています。

あなたの母親はあなたが14歳の時にお亡くなりになりましたね?」

易者の問いに、私は首を縦に振ってうなずいた。