Bloody・Alice

時刻は、10時半。

気持ちよさそうに眠る2人を見て笑みをこぼす。

「アリス。」

そう呼ばれて振り返ればパソコンを打つカイがこちらを見ていた。

『 どう?解除できそう?』

カイに頼んでいたのはサラブレッドの情報室のセキュリティー解除。

私でも出来たのだけれどさっきのこともあり疲れていてカイにやってもらった。

カイもパソコンには強く、リバティーの情報も絶対見れないよう私とカイのロックで二重にしてある。

「あぁ。こんな感じだ。」

そう言ってパソコンの画面を見せてくれた。

たくさんの英語と数字が画面いっぱいに広がっていて普通の人が見たら何か分からないだろう。

『 なるほど。忍び込むのはいつがいいかしら?』

「サラブレッドに潜り込めるのは、最低でもあと1ヶ月と少しだろう。」

カイの予想に私も頷く。

なぜなら、工事がくるギリギリに情報室に入り込んだとしても相手はあのサラブレッド。

少しはごまかせるかもしれないが多分バレるだろう。