黒歴史と四人の王子様




──1台のパソコン より



 あたしたちは、物語です。



 あたしたちの仕事は、『作り話』を『物語』にすることです。



 物語には感情はありません。だから、あたしたちにも感情はありません。



 あたしたちはいつも、恋をしているフリをします。



 愛を知っているフリをします。



 あたしたちは、物語を演じます。



 うまく演じることができたら、みんなに好きになってもらえたら、



 神様があたしたちにハッピーエンドを与えてくださると知っていたからです。



 でも、ホントは恋なんてしりません。



 愛だってしりません。