「ま、別に俺はいいんやけど。
恋ちゃんはいいの? キスしなくて。
……帰らなくて」
満先輩があたしを試すように笑う。
……間宮くん。
間宮くんの爽やかな笑顔があたしの頭に浮かぶ。
……。
満先輩と、キスすることで、元の世界に帰れるなら……。
間宮くんの、いる世界に、行けるなら……。
「……どうぞ」
「ん? 何が?」
意地悪な顔で笑う満先輩。
……わ、わかってるくせに……。
「……ッキス! どうぞ!」
あたしはぎゅっと目を瞑った。
「おっけー! なら5秒後にするから!」
「いらないですそんなカウントダウン……!」
「はい、それじゃー、カウントスタート! ……ごぉーーーーーーう」
無視! 無視したよこの人!
ほんとにあたしのこと好きなの!?
(ッ、元の世界に帰るため、元の世界に帰るため、元の世界に帰るため……!)
「……よぉーーーーーん」
(キスは外国では挨拶、外国では挨拶、外国では挨拶、外国では挨拶……!)
「……さんにいち」
!?
カウント早!?
あたしは覚悟を決めて、目をさらに強く瞑った。
「……ゼロ」
ふにっ
……ほっぺに、『ふにっ』という感触がした。
……。
…………。
………………あれ、これで終わり?
恋ちゃんはいいの? キスしなくて。
……帰らなくて」
満先輩があたしを試すように笑う。
……間宮くん。
間宮くんの爽やかな笑顔があたしの頭に浮かぶ。
……。
満先輩と、キスすることで、元の世界に帰れるなら……。
間宮くんの、いる世界に、行けるなら……。
「……どうぞ」
「ん? 何が?」
意地悪な顔で笑う満先輩。
……わ、わかってるくせに……。
「……ッキス! どうぞ!」
あたしはぎゅっと目を瞑った。
「おっけー! なら5秒後にするから!」
「いらないですそんなカウントダウン……!」
「はい、それじゃー、カウントスタート! ……ごぉーーーーーーう」
無視! 無視したよこの人!
ほんとにあたしのこと好きなの!?
(ッ、元の世界に帰るため、元の世界に帰るため、元の世界に帰るため……!)
「……よぉーーーーーん」
(キスは外国では挨拶、外国では挨拶、外国では挨拶、外国では挨拶……!)
「……さんにいち」
!?
カウント早!?
あたしは覚悟を決めて、目をさらに強く瞑った。
「……ゼロ」
ふにっ
……ほっぺに、『ふにっ』という感触がした。
……。
…………。
………………あれ、これで終わり?
