黒歴史と四人の王子様




「お、思ってない。まだ、あったばっかりだし……」



「会ったばっかりって言っても、俺は恋ちゃんのこと昔から知っとるし、恋ちゃんだって……君が、俺を作ったんだから。……それに」



満先輩の右手が、あたしの頬を優しくなでた。



あたしの心臓が、ドキリと跳ねる。



──なんで、こんなにドキドキしてるんだろう。



「顔は真っ赤だし……ずいぶん、熱いね?」



「っ、ただの風邪!」



「へぇ、胸の音聞いてもいい?」



「ダメ! セクハラ!」



ああ、もう。なんで心臓、こんなにうるさいの!



あたしは、間宮くんが好きなのに!