黒歴史と四人の王子様



──少女漫画 『大地とワタシ』 第5巻 254ページより──



体育祭の日。私は大地に校舎裏に呼び出された。



大地は私を壁際に追いやる。



冷たい壁が、私の背中に触れた。



「お前を、太郎に渡してたまるか」



「大地……」



(ごめん……。



 大地、私、太郎が好きなの……。



 なのに……なんで)



心臓が、バクバクと音を立てる。



(どうして私はこんなにドキドキしてるんだろう?)



大地の真剣な顔が、どんどん近づいてきて……



私たちは……



あ、あたし、たち、は……