陸は一瞬戸惑った様子を見せたが よしよしと頭を撫でてくれ 落ち着くまで抱きしめてくれた そして部屋に連れていってもらい腰を下ろすと 「大丈夫か?」 いつも以上に優しい陸に私は話はじめる 「私ね、遥稀に振られちゃった やっぱり美桜が好きなんだって 初恋だもんね、勝てるわけない」