月と太陽Ⅰ

それから、髪型をいじられ、靴を何足も履かされて……


ようやく今に至る……。


『疲れた……。』

「美月様、これからですよ!」


そんな事言われたって……疲れちゃったのは仕方ないでしょ……。

元はと言えば、朔と満のせいだし……。


「美月様、まもなく始まりんしょう…しかし、お気をつけくんなまし。」

『うん…………私を……狙ってくる人も、中には いるって事でしょ?』

「はい。」

『大丈夫だよ!』

「ですが!」

『それに……いざとなったら、満と朔が助けてくれるんでしょう?』

「美月様……ふふっ…満、頑張らなきゃね?」

「えぇ。」


そして、祝いの宴が……

始まった…