月と太陽Ⅰ

「何をおっしゃるんですか、今日は新女王即位の祝いですよ!?」

『なにそれ?』

「正確には、美月様が目覚めた日ですけど、即位の祝いとして、民が王宮の近くまで入ってこれるんです。」


そーなんだ……。


『え、じゃぁ、私が明日、目を覚ましたら、明日やるの?』

「はい。」

『そうなんだ……じゃぁ、着替えるか。』

「その前に美月様!どうかお忘れなきよう。民が王宮の近くに入ってこれるという事は、危険も増します。」


そっか、そうだよね。


『わかったわ。気をつける。』