月と太陽Ⅰ

んん……

あれ?私……

儀式の時……倒れたよね……


体を起こしてみると……


ここは、王宮…私の部屋だ……。


「美月様!お目覚めでありんすか!?」


うん…って、あれ!?
声が出ない……。


「あ、美月様、お水を。」


ゴクゴクと水を飲んでいく。


『ありがとう、満……私、どうして……。』

「儀式は、ちゃんと終わりんした。ご安心くんなまし。」


よかった……

ちゃんと終わってたんだ……