月と太陽Ⅰ

「美月様、参りんしょう。」

『うん。』


……………………あれ?

満を見て、朔を見る。


ん?なんで私は、じーーーっと見られてるの?


『朔?満?』

「行きましょう、美月様。」


うん、それはわかってるよ、朔。


だけどね?なんで何も起こらないの?

3人でずっと立ってて何か意味ある?


『ねぇ、いつになったら行動するの?』

「何をおっしゃっているんですか、美月様だけが頼りなんですよ?」

『え?あ、うん、一応女王だからね。……そうじゃなくてね?』

「あ、そういうことでありんすか!美月様、わっちらでは新命島まで行けないんでありんすよ。」


え?