「す、ごい!歩いてる……歩いてるよ!」


まどか、嬉しそう。よかった…。


『あっ、まどかいきなり走らないで!落ち着いて!』

「すごい、すごい!まどか、水の上を歩いてる!」


すっごく楽しそう……ちょっとはしゃぎ過ぎなくらいに。


『……まどか? 』

「はぁ……うん? 」

『どうしたの?』

「ちょっとね、眠いの。ちょっとだけね。」

『まどか……昨日ちゃんと寝た?』

「……ううん。美月様が来るって聞いて…それで……。」

『疲れたのね……帰ろう?』

「でも……。」

『大丈夫よ。また、連れてきてあげる。一緒にまた歩こう。ね?』

「うん!」