「ねぇ、見て!美月様!この本ではね、水の上を歩けるんだって!すごいね!」

『ふふっ。そうね。まどかも歩いてみたい?』

「うん!…あ、でも、まどかね、無理って、わかってるよ?でもね、歩けたら……すごいなぁって……。」


まどか……。


『朔、いい?』

「えぇ、もちろん。ですが、程々にして下さいね?」

『ありがとう。』

「なぁに?どうしたの?」

『まどか。一緒に行こう?』

「どこに行くの?」

『んーっとね、水がある所!池に行こうか!朔も一緒にね?』

「え?私も?」

『もちろん!さぁ、手を繋いで!行くよ!』