『他には、何かある?』

「そうですね……特になかったと思います。どうされたのですか?」

『まどかに……会いに行きたくて…。』

「そう……ですか。」

『ねぇ、朔。どうして……大地は、光哉の魂を、壊す力を使えたの?』

「それは………沙夜様が、飢え死にしかけていた大地を拾った時……ご自分の力を少し、分けたのです。だから、きっと……。魂を壊せたのは、大地の言霊のお蔭です。」

『そうだね……そっか。ありがとう。…朔は、まどかの所に……来る?』

「…………行きますよ。」


やっぱり……行きたくないよね……。


『ごめんね……ありがとう。』

「美月様……私は、美月様の選んだ道について参ります。ですから、私の事は心配なさらずに。」


私に……気を使ってくれたのかな?

ごめんね、朔……本当に…ありがとう……。