月と太陽Ⅰ

『どうしてここにいるの?』

「それは俺のセリフだろ?なんでいるんだよ?」

『それは……色々あって……。』

「そうかよ……なぁ、美月。何か俺に聞きたいことがあるんじゃないのか?だから、追ってきたんだろ?」

『そう……だけど!なんで私の名前を知っ
てるのよ!』

「月凜国の女王なんだぞ?誰でも知ってる。それに、自分の髪が、今何色なのか、わかってるのか?」


あ、そっか……。


『じゃ、じゃぁ、聞くわ。あの時……国境で会った時、私だとわかってたんでしょ?なのに、どうして攻撃しなかったの?どうして、何も言わなかったの?』

「……それは、俺もわかんねぇんだ。ただ、何も言えなかった。光、明にも言ってねぇ。」


何よ、それ……答えになってないじゃない……。


『……陽人。貴方は、何をしたいの?』


私は、貴方の本心を知りたい。