月と太陽Ⅰ

「大地!?」

『満?』

「ほらね、知ってるじゃないか。」

「まさか……そんな…。」

「だから、あたしは月凜国のヤツは許せない!絶対に!!」


そんなの……だめ。


『晴さん、私には、その大地という人が何をして、なんで亡くなったのか知らない。』

「あんた、女王になるのに知らないのかい!?そんなんで国を持てるとでも思ってるのかい!?」

『わかってる!私は、何も知らない!私は無知なの!でも、でもね!?私にでも、わかることはあるの!貴女が、悲しくて憎んでしまうのは仕方ないと思う。』

「ふんっ!あんたに何がわかる!?」

『だけどっ!貴女は関係のない人達を憎んで、連れ去って!それは、やってはいけないことでしょ!?』

「っ!」

「晴…。大地は捕らわれたのではなく、沙夜様に助けて頂いたのでありんす。」

「そんなはずはない!」

「本当のことよ。飢え死にしかけていた。」

「そ、んな……大地…。」