月と太陽Ⅰ

「お、おい!何するんだよ!」
「どこに行くんだよ!」
「零!聞いてんのかよ!」


「連れて参りました。」

『ありがとう。』

「美月様……彼らは……最初の被害者ではありませんか!」

『そうよ、朔。そして……今回の件の首謀者達でもあるわ。』

「首謀者とは……どういう事でありんすか!?」


ふふっ、まぁ、見ててよ。
ここからなんだから。


「じょ、女王陛下!?」
「俺らは、被害者で、加害者ではありません!」
「本当です!」