月と太陽Ⅰ

「美月様、誰の仕業か わかったとは、本当でありんすか!?」

『えぇ。』

「ですが、どうやって?」

『それは今からわかることよ、朔。』


さてと、着いた。
兵士達の宿舎に。


―バンッ!―


「なんだ!?」
「何者だっ!?」
「女王陛下……無礼をお許し下さい!」
「お許し下さい!」


『別にいいわ。何も知らせずに勝手に来た私が悪いのだから。』


さぁ、始めましょうか……


『刹、零、枢。連れてきなさい。』

「「「はい。」」」

「美月様……あの者達は?」

『配下、ね。』

「配下、でありんすか……いつの間に……。」

『内密に行ってた事だから………後で、貴女達に紹介するわ。それまで待ってて。』

「「はい。」」