泊まれる宿に案内してくれるって言うから、ついてきたのに……。


『ちょっと!なんで陽と同じ部屋なの!?』

「仕方ねぇだろ?ここしか空いてねーんだから。」

『そういう問題じゃないわ!私、別の所に行く!』

「おい!ほんとに連れ去られたいのかよ!?俺はこっちで寝るから、沙夜はあっちで寝ろ。いいな?」

『……わかった。』


今日限りだから……辛抱するのよ、美月!