月と太陽Ⅰ

「ん?もう、あつくない……。」

「さっきのあつさが嘘のようだ。」

「どういう事だ……。」

『貴方達は、ルナに認められたの。私に忠誠を誓った、配下として。少しだけ、普通の人より、力が多く使えるようになったはずよ。』


―そして、ここからはこうして話すわ―


彼らは驚いた顔をした。
無理もないわね、これは、いわゆるテレパシー。


―そんなに驚いた?―


「はい……。」


―枢、テレパシーを使って。練習するのよ―