月と太陽Ⅰ

「よろしいのですか?」


言ったのは零。


『えぇ。その代わり、私に忠誠を、誓いなさい。強制はしないわ。貴方達の意思で決めて。』


黙り込んだと思ったけど、そんな事なかった。


「俺は、女王陛下に命を預けるつもりでいます。」

『零……。』

「俺は、自分の好きなようにします。ですが、俺も貴女様に忠誠を、誓います。」

『刹……。』

「僕も、忠誠を誓います。」

『枢……。』