月と太陽Ⅰ

「あれ?もう、朝……美月様、わっちら……。」

『うん、夜通し話してたみたいだね……。』


なんて事……一体、何の為にここに来たのかしら……本当にもう、私ったら!

だけど、1つだけ、わかった事がある。


『陽元国の民は、誰も通らなかった……つまり……。』

「月凜国の民の仕業、でありんすね……。」


考えたくなかった…………月凜国の民の仕業だったなんて……。