月と太陽Ⅰ

「きっと、誰もが言うことでありんすよ。」

『そうね……わかってるよ、私がここに来たらいけないって。だけど、ここに来なきゃいけない気がしたの。ごめん。』

「……いいでありんすよ。朔が許したなら、わっちが言う事は、何もありんせん。」

『満……朔の事、信頼してるのね。』

「そりゃ双子でありんすから。それに……朔は、本当に厳しいでありんすから!」

『そう!本当にそれ!朔は、なんであんなに、厳しいのかしら…。』

「美月様も、思っておりんすか!?」

『うんうん!もう少し優しくても、いいよねー!』