月と太陽Ⅰ

着いた……。

ん?あれって……


『満?』

「……美月様でありんすか?」

『うん、そうだよ。』

「なぜ、このような所に!?陽元国の民にバレれば、きっと戦争になりんす!」

『ふふっ、あははっ、あははははっ!』

「…美月様?笑い事ではありんせん!」

『ふふっ、ごめん、ごめん……やっぱり、双子なんだね、朔と同じ事言ってる。』

「朔と?」

『うん、戦争になりかねません!って朔が言ってた。』