月と太陽Ⅰ

『そ、そうかも?』

「ですが、絶対にバレないよう気をつけて下さい。」

『うん、わかってるよ。……これでいい?』


私は、髪の色を黒色にした。


「はい。それと、あまり力は使わないように。使えば使うほど、髪の色は元に戻ってしまいますから。」

『覚えておくよ、じゃ、行ってくる。』

「どうか、お気をつけて。」