月と太陽Ⅰ

そろそろ……時間かな。


『まどか、私、そろそろ…帰らなきゃ。』

「……帰っちゃうの?」


私に向けるつぶらな瞳には、悲しみの色。

私もまだ、一緒にいたい。


『ごめんね……。』

「……ううん、仕方ないもん……大丈夫!ばいばい!」

『うん、バイバイ…体に気をつけるんだよ?』

「うん!」


まどか……私貴女にどれだけ辛い思いをさせてるの……