「愛姫早く学校行かないと遅刻するわよ!」と言うママの叫び声で目が覚めた。
坂田愛姫。15歳中学三年生。
パパの仕事の都合でアメリカに小さい頃から住んでいたがまた日本に帰ってくることが出来た。そして、今日から浦田中学校に通うことになっている。
「愛姫!!!」
「え?」
「何やってるの!早く行きなさい!鈴と鈴音はもう行ったわよ!」
「わかってるよ!今から行くって!」
私は、パン一口かじって牛乳を飲んで家を出た。