たぐりよせよう叶えよう…もどかしいその恋を…

「…確かにイケメンだよ。でも…私は男の人と付き合うなんて考えられないな…。」



机の上に手を出し右手と左手を交わらせる…





「本当、卒業生の中で最もモテる高木先輩の告白を断るなんて……本当に好きな子いないの?」


あきれはてる百合奈…。

「…っ、いないよ。……私、ふさわしくないよ、高木先輩と釣り合わない…。」



少し悲しく笑う。