オレ、教師。キミ、生徒。

「去年のバレンタインの時も思ったけど、舘野って料理とかお菓子作りとか得意なのな?」

「えっ……そうですか?」

俺の言葉に、目を見開く。

「ああ。バレンタインの時に貰ったガトーショコラ、アレも美味かった」

去年のバレンタイン。

俺は、『義理です!』と声高々に宣言されたガトーショコラを受け取った。

まさか貰えるとは思っていなかったから、例え義理だとしても、俺は天にも昇る様な気持ちだった。

しかも、義理だと言うのに、ハートの形をしていたから、これまた……萌えた。