24時間の物語


「私、たまに人を忘れることがあって。それで…」

聞こえてきた質問、聞きたいこと。

それはあまりにも予想外だった。

初対面か、否か。
当たり前のその質問に少し驚いたまま目が見開いていたのだろう。

大丈夫ですか?という声を聞いて我に返る。

「はい、俺とは初対面ですよ。今朝お会いしたのが初めてです。」

「良かったぁ、安心しました」