2人で並んで歩く夜道。 街頭も都会とは違ってまばらにしかない程度の細道はほんのり明るい程度で前を歩く鳩瀬さんの背中だけが見えていた。 時折聞こえるカエルの鳴き声と虫の声。 都会とは違うその全てがここは田舎だということを知らせてくれるようだった。 砂利道を歩く二つの足音。 鳩瀬さんは先ほどから黙ったままで何も話そうとしない。